今回はテナジー05ハードとディグニクス05の比較をしていきます。
この2枚ですがターゲットが近いラバーだと思いませんか?
テナジー05ハードはテナジー05を硬くしたラバーで、ディグニクスはテナジーの性能を高めたラバーです。
テナジー05が物足りなくなったユーザーはどちらを使えばよいのでしょうか。
実際に打ってみて比較をしていきますので、ラバー選びの参考にして下さい。
ラバーのスペック比較
商品名 | テナジー05ハード | ディグニクス05 |
テクノロジー | ハイテンション、スプリングスポンジ | ハイテンション、スプリングスポンジX |
スピード | 13 | 13.5 |
スピン | 11.5 | 12 |
スポンジ硬度 | 43 | 40 |
スポンジ厚 | トクアツ、アツ | トクアツ、アツ |
カタログスペックではスピード、スピンどちらもディグニクス05が上回っています。
比較レビュー
打球感
硬度はテナジー05ハードが44度、ディグニクス05が40度という事で4度の違いがあります。
打ってみた印象としたは明らかにテナジー05ハードの方が硬さがあります。
強インパクトでも食い込む感覚が少なく、中国ラバーなど硬いラバーを使っている人でも満足できる硬さです。
一方ディグニクス05はテナジー05ハードと比較し柔らかく食い込みが良いです。
テナジー05ハードよりは硬度が低く、スプリングスポンジXは食い込みが良いので柔らかさを感じます。
どちらも硬めのラバーである事は変わりありませんが、より硬いのはテナジー05ハードでした。
弾み
どちらも弾むラバーですが、テナジー05ハードの方が飛ばすのにパワーが必要です。
テナジー05ハードは軽く打っただけでは弾まず、インパクトの強さに比例して弾みが強くなります。
インパクトが弱いとボールが走らないので、パワーが無い選手やスイングが遅い選手では球威が出せません。
ディグニクス05はテナジー05ハードよりはオートで飛び、多少の寛容さがあるラバーです。
安定して飛ばしやすいのはディグニクス05、強弱のメリハリをつけやすいのがテナジー05ハードだと感じました。
回転
回転の上限が高いのはテナジー05ハードだと感じました。
ドライブでは振り切れた時のボールの重さや、ボールの伸びは非常に高いと感じました。
ボールも受けてみましたが、ブロックしていて押される感じがディグニクス05よりありました。
その分スイングが甘くなってしまった時は棒球になりやすく、ネットにかかったりカウンターを食らいやすかったです。
一方ディグニクス05の方が安定して回転が掛けやすかったです。
ボールが良く食い込むので、多少体勢が崩れてしまっても質の高いドライブを打つ事が出来ます。
一発の質を求めるのであればテナジー05ハード、安定感を求めるのであればディグニクス05が良いと感じました。
コントロール
テナジー05ハードの方がメリハリがつけやすいので、台上技術など細かい技術でコントロールがしやすいです。
ディグニクス05は食い込みが良く飛ばしやすいので、ドライブやミートなどの大きいラリーでコントロールがしやすいと感じました。
結論
今回はテナジー05ハードとディグニクス05の比較を行いました。
打ってみて感じた性能を勝手に表にすると以下の様になります。
パターヒッターならテナジー05ハード
ディグニクス05より硬く扱いずらいですが、扱えれば球威のあるボールが打てます。
メリハリがつけやすいラバーなので、サーブや台上技術を重視するプレースタイルにもマッチしています。
パワーに自信があり、1発の球威を重視する選手にオススメ出来るラバーです。
安定感のあるプレーならディグニクス05
テナジー05ハードよりは食い込みが良く、安定感があります。
1発の球威はテナジー05ハードに軍配が上がりますが、安定して連打が出来るのはディグニクス05です。
特に所見の相手と試合するときは予期せぬボールで対応が遅れてしまう事があります。
そのような場合でもディグニクス05の方がボールが繋がってくれる安心感があります。
テナジー05に近く安定感が高いラバーを求める人にオススメ出来るラバーです。