STIGAの「アステリアS」が気になっている方へ。
アステリアSの特徴や、実際に使ってみて感じた良かった点・悪かった点をレビュー!
STIGAのラケットは一般選手からトップ選手にも愛用され、幅広い人気を集めています。
ラケットのイメージが強いSTIGAですが、最近ではラバーのラインナップも増えてきました。
今回は2018年に販売が開始されたアステリアSをレビューしたいと思います。
ラバーを使用してみて感じた特徴や良かった点・悪かった点をレビューしていきますので、気になる方はぜひ参考にしてください!
商品説明
品名:アステリア S
メーカー:STIGA
スポンジ厚:特厚 (21), 厚 (19), 中厚 (17), 中(15)
スポンジ硬度 : 40±3
色:黒、赤
価格:¥3,800+税(2024年6月時点)
コントロール:90 スピード:140 スピン:127
コントロール性能に優れ、ほど良い球離れで、打球時には素晴らしい音が出る。驚異的な感覚の良さと扱いやすさを重視した日本製ラバー。
MADE IN JAPAN
基礎を固めたい方に
スポンジ硬度は40度前後で、硬すぎず、軟らかすぎず食い込みが良い。しっかりボールを持てる感覚を得られ、コントロール性能に優れ、ミート打ちもやりやすい。トップシートを強化して、劣化を防ぐとともに、グリップ力を強化したラバー。しっかりボールを受け止めるスポンジと、ほど良い硬さのトップシートでボールをグリップし、台上技術もやりやすい。感覚の良さと扱いやすさを重視したラバーで、初・中級者の方の基礎を固め、ステップアップしたい方におススメのラバー。心地良い打球音も魅力
STIGA公式HPより
打球時、特にミート打ちでは素晴らしい音が出る。プラスチックボールをバシバシ叩きたい方には、この心地良い打球音をぜひ体感してもらいたい。
シートの外観はこんな感じです。
粒間隔が広く澄んでおり、食い込みが良さそうなシートです。
アステリアSを使用して良かったところ
ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。
- 非常に軽量
- シートが滑らない
- 何でも出来る扱いやすさ
非常に軽量
バタフライの中ペン(ブレードサイズ161×150)に厚を貼ったところ、約40gとなりました。
シェークの標準ブレードであれば40gを切る事も可能かと思います。
軽量と言われるラバーでも42~44gの物が多いので、アステリアSの軽量さは群を抜いています。
昨今は重いラバーも多いので、重量に悩まされている人は片面を変えるだけでも大分軽量化する事が出来ます。
非常に軽量なのでペンの裏面にも最適です。
シートが柔らかいけど滑らない
昨今のスピンテンションの様な強烈な引っ掛かりがあるラバーではありませんが、スピードテンションと比較すると引っ掛かりが良く滑らないシートです。
シートが硬く引っ掛かりの良いラバーはたくさんありますが、アステリアSはシートの食い込みが良い中で引っ掛かりも良好です。
その為、軽い力でもボールに回転を掛けやすく、引っ掛けても食い込ませてもドライブを打つことが出来ます。
「柔らかいシートは引っ掛かりが弱いけど硬いシートは扱いにくい・・・」その様な悩みを解決してくれるラバーと言えます。
何でも出来るバランスの良さ
引っ掛かりが良いのでドライブはもちろんですが、適度な球離れでミート打ちもやりやすいです。
ドライブ、ブロック、ミート、スマッシュなど様々な技術を試しましたが、何をやってもやりにくい技術がありませんでした。
柔らかいので強いインパクトが出来ないバックハンドで扱いやすいです。
似たようなラバーだとエクステンド(ヤサカ)やヴェガヨーロッパ(XIOM)が近いです。
それらのラバーよりプラスチックボールに合わせ、引っ掛かりを向上させているイメージです。
また、癖のない性能や打球感で変なミスが出る事がありません。
ミスの際も原因が分かるので、技術向上にも最適なラバーだと感じました。
アステリアSを使用して悪かったところ
扱いやすく穴が無いラバーなので極端に悪い所はありませんが、やはり最大の欠点は物足りなさがあるところでしょう。
このラバーが扱いやすいのは「回転量やスピードがそこそこ」であるからです。
強烈な回転が掛かるラバーは相手の回転も食らいやすく、スピードが出るラバーはコントロールが難しくなります。
レベルが上がるにつれこのラバー単体で得点するというのは厳しく、補助的な使い方でなければ採用は難しいでしょう。(フォア主戦型のバッグに採用など)
特に柔らかいラバーである事からパワーのある選手はより物足りなさを感じるかと思います。
まとめ
今回はSTIGAのアステリアSの特徴、良かった点・悪かった点を紹介しました。
このラバーの特徴としては軽量で扱いやすく、シートの引っ掛かりが良い事にあります。
アステリアSは下記の様な人にはおすすめ出来ます。
- ラケットの総重量を抑えたい
- コースと突いたり変化をつけて得点につなげたい
- フォア主戦型のバック面など補助的な使い方をする
価格も安く非常にコストパフォーマンスも良いので、現在柔らかいテンション系ラバーを使っている人は試す価値ありです。
逆におすすめできない人は球威のあるラバーを求めており、スピードや回転量で得点をしたい人です。
マッチする人にとっては非常に良いラバーですので、気になる人は是非試してみて下さい!
アステリアSの個人的評価 | |
---|---|
スピード | |
回転量 | |
コントロール | |
打球感(硬さ) | |
弧線の高さ |