「練習相手がいなくても卓球がしたい!」そんな時に役に立つのが卓球マシンです。
ただ本格的なマシンは数十万するものが多く、なかなか手が出ない金額だと思います。
そんな中、各社販売している卓上マシンは機能は限られるものの、数万程度で購入が出来るので比較的手が出しやすいのではないでしょうか。
今回はニッタクの卓上マシン「ロボピン」を購入しましたので、レビューしていきたいと思います。
気になる方は是非参考にしてください!
商品紹介
品名:ロボピン
メーカー:ニッタク
価格:¥58,000 +税(2024年9月時点)
サイズ:高さ 54cm、幅 18cm、奥行 24cm
重量:3.0kg
コスパに優れた、コンパクトな設計で持ち運びが簡単な卓上式ロボット。
<機能>
首振り機能(左右1球づつ/1~3)
スピード設定(上ホイール0~6、下ホイール0~6)
ピッチ設定(1~9)
回転切替え(上ホイールと下ホイールの強さにより調整)
※横回転は出せません
高さ調節(アジャスターにて調整)
コードレスリモコン(本体のコントロールパネルでも操作可能)
ニッタク公式HPより
ロボピンの外観
重量が3kgという事で想像以上に軽く、片手での持ち運びも楽々です。
上下にローラーがついており、回転のレベルを調整する事で上回転と下回転が出せます。
また、上下ローラの回転を同じレベルにすればナックルを出すことも可能です。
ローラーの角度は変わらないので横回転系は出せません。
本体下部の液晶で回転レベルの設定を確認出来ます。
左から上回転・下回転・ピッチが数値で表示されます。
上回転:0~6(7段階)
下回転:0~6(7段階)
ピッチ:1~9(9段階)
左右の首振りも可能で、レバーで調整をします。
0~3の範囲で設定が可能で、0はコース固定となり3に設定すると台の角から角くらいの範囲で首振りをします。
トレーは大きくボールが100球以上入ります。
リモコンがあり遠隔でON/OFFや設定の変更が可能です。
本体にもスイッチがあり、どちらでも操作が出来ます。
ロボピンを使用して良かったところ
実際に使用してみて良かったところは下記となります。
- 技術習得や反復練習に適している
- 球質は割と人に近い
技術習得や反復練習に適している
最初に設定した回転・コース・ピッチで正確にボールが飛んできます。
- 下回転を出しツッツキ打ちをする
- 上回転を出しブロックやカウンターをする
- 首振りを使いフットワーク練習をする
など一つの技術を集中して練習するのに適しています。
回転量や角度を調整すれば台上やカット打ちの練習も出来ます。
人と違ってミスもしませんし、相手がいると自分のやりたい練習ばかりは出来ませんが、マシンだとひたすら自分の練習が出来るのも良い所です。
球質は割と人に近い
以前に安価な卓球マシンを買ったことがありますが、球質が独特で人が打つボールとはかけ離れていました。
ロボピンは打っていても殆ど違和感がなく、割と人に近い球質が出ていると感じました。
このマシンで練習して変な癖がついてしまうという事は無いかと思います。
ロボピンを使用して悪かったところ
逆に微妙と感じたのは下記となります。
- 変化に乏しい
- 試合を想定した練習は出来ない
変化に乏しい
試合や対人練習では同じ球質、同じコースに連続でボールが返ってくることはありません。
同じコースに返そうと思っても回転量や長さ、コースが微妙にずれてしまいます。
その点マシンは設定した箇所に正確にボールを送るので綺麗なボールを打ち続けることになります。
卓球では球質に合わせて打ち方を調整する必要がありますが、ロボピンではその力は養われにくいです。
唯一変化をつけれるのは首振りとなりますが、こちらも一定のペースのため、やはり変化には乏しいといえます。
練習内容も単調になりやすいので、飽きやすいのもデメリットでしょう。
試合を想定した練習は出来ない
高価なマシンであればコースや回転量などを1球ごとに変えるプログラム機能が付いているものがありますが、ロボピンにそれらの機能はありません。
その為、「フォア前ストップからバック奥の下回転打ち」など試合を想定した練習をすることが出来ません。
それらの実践的な練習は対人で行うと割り切り、補助的な使い方でないと活用は難しいでしょう。
まとめ
今回はニッタクのロボピンのレビューをしました。
機能がシンプルで試合を想定した練習は難しいですが、技術習得や反復練習には適していると感じました。
このマシンだけで強くなるというのは難しいので、対人練習を行える環境があり自主練や相手がいない時の補助的に導入するのが良いと思います。
本格的なマシンと比べると金額もお手頃ですので、費用を抑えたい人にもおすすめです。