ヤサカ「ラクザ7」を使って感じた内容をレビュー!
ラバーの特徴や、良かった点・悪かった点、どんな人に向いているのかを解説。
ヤサカのラクザシリーズでは7、9、X、Zと多くのラバーを販売しています。
今回はラクザシリーズの元祖であるラクザ7のレビューをします。
本記事を読むことでラクザ7の特徴と自分に合っているかが分かりますので、是非最後までご覧ください。
商品説明
品名:ラクザ7
メーカー:YASAKA
スポンジ厚:特厚 (2.2) 厚 (2.0) 中厚 (1.8)
スポンジ硬度 : 45~50°
色:黒、赤
価格:5,000円(+税)
スピード11 スピン14 コントロール9
グリップ力抜群のトップシートとハードな「RAKZA」スポンジが強烈なスピンを持つ重い打球を作ります。高いパワー伝導率により強打時にも思い通りの弾道を作り、プレーヤーの力を正確に映し出します。
YASAKA公式HPより
ラクザ7はシリーズの中でも回転重視の性能となっています。
弧線はラクザXとラクザ9の間でバランスの取れた軌道となります。
ラクザシリーズはハイブリットエナジー搭載のラバーで選手の力を正確にラバーに伝え、インパクトに応じたボールが出るのが特徴です。
シェーク片面に特厚を貼って47g前後となり、昨今のスピンテンショと比べれば軽めです。
ラクザ7を使用して良かったところ
ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。
- 若干柔らかくて扱いやすい
- 程よい弾みでコントロールしやすい
- バランスが良く、やりにくい技術が無い
若干柔らかくて扱いやすい
硬度は平均47.5度でテナジー05やファスタークG-1など他のラバーと近い数値となります。
やや硬めの分類のラバーですが、シートが柔らかいので硬度ほどの硬さは感じません。
体感としては45~6度ぐらいの硬さと感じました。
その為、十分なスイングが出来なかった時でもボールが食い込んでくれて回転が掛かります。
同硬度のラバーよりは力が無くても扱いやすく、幅広い層で使用できるラバーだと感じました。
程よい弾みでコントロールしやすい
スピンテンションラバーとしては弾みが控えめで、様々な打法でコントロールがしやすいと感じました。
ラクザ7はハイブリッドエナジー型のラバーで、正確にパワーが伝わるのが特徴です。
力量以上のボールは出ませんが、勝手に飛ぶことが無くイメージしたボールを打つことが出来ます。
特に繊細なタッチが必要な台上技術がやりやすく、ストップやツッツキからチャンスを作っていくのに最適なラバーとなります。
体を使って飛ばす感覚を身につける事も出来るので、技術向上をさせたい方にも合っているラバーです。
バランスが良く、やりにくい技術が無い
ラクザ7で一通りの技術を試しましたが、やりにくい技術が無くバランスが良いラバーと感じました。
シートは昨今のスピンテンションの様な強烈なグリップは無いものの、滑る感じは無く引っ掛かりは良いです。
このバランスの良いシートにより回転を掛ける、弾くどちらの技術もやりやすいです。
ドライブでは大きく沈むようなボールは出しにくいですが、オーバーミスを誘えるぐらいの回転量は十分出せます。
ボールの軌道が若干直線的に飛ぶので、ミートもやりやすく安定感があります。
特に好印象だったのはブロックで若干柔らかいので相手のボールを吸収し、ボールを非常に止めやすいです。
強烈個性はないものの、全体的にバランスが良く穴が無い性能となります。
ラクザ7を使用して悪かったところ
逆に微妙だと思った点は下記となります。
- 柔らかいのでハードヒッターには物足りない
- 球質は素直で取りにくさはない
- 弧線が低いので打点が落ちると難しい
柔らかいのでハードヒッターには物足りない
メリットで柔らかくて扱いやすいと書きましたが、振り切った時に物足りなさを感じました。
柔らかくてラバーが潰れてしまうという事はありませんでしたが、他の硬いラバーの方が強打時は球が走る印象です。
パワーがあり普段から硬いラバー(50度以上)を使用している方は物足りなさを感じると思います。
球質は素直で取りにくさはない
ドライブやミートなど平均点以上のボールは出ますが、相手にとって取りにくいボールが出る印象はありません。
使っていて自分もミスしにくいですが、相手にとっても返球しやすいラバーだと感じました。
他のラバーに比べラリーになりやすく、一発の球を重視するよりは連打をしたり、打点やコースで得点するのに向いています。
一発で得点を取りたい人には不向きなラバーだと感じました。
弧線が低いので打点が落ちると難しい
ドライブではファスタークG-1やテナジー05などと比べると直線的に飛びます。
その為、打点が落ちてからドライブで打ち抜こうとすると、ネットに掛かってしまう確率が高いです。
打点が落ちてしまった際はループ気味に返すなど、他のラバーより繋ぐ意識が必要です。
まとめ
当記事ではラクザ7の特徴や、良いところ・悪かったところをお伝えしました。
ラクザ7はやりにくい技術が少なく、穴が無いバランスの良いラバーです。
ラバーの特徴からハードヒッターなど一部の層には向きませんが、幅広い選手にマッチするラバーだと思います。
ラバーに強い個性が無いので、テンションラバーの2枚目以降や技術を向上させたい選手にもオススメです。
弾みが控えめな為、物足りなくなってきたら他のラバーを使用するか、ラケットで弾みを補うと良いでしょう。
自分に合っていると感じた方は是非使ってみて下さい!