今回はミズノの新商品Qクオリティのレビューをしていきます。
Qクオリティは同社のQ5を扱いやすくした様なラバーで軽量や長寿命といった特徴があります。
使ってみた感想としては扱いやすさと質の高さを兼ね備えているラバーだと感じました。
ラバーの細かい特徴やどんな人におすすめかを解説していきたいと思います。
商品紹介
品名:Qクオリティ
メーカー:ミズノ
スポンジ厚:2.1mm / 1.9mm / 1.7mm
スポンジ硬度 : 46
色:ブラック、レッド
価格:\5,300+税
”打球品質”にこだわるミズノの大本命。エネルギー効率をミズノ史上最大限に高めつつ、軽量化を図ったMADE IN JAPANラバー。
ミズノ公式HPより引用
商品レビュー
弾み
普通にフォア打ちをした段階ではそこまで弾むラバーではありませんでした。
スピンテンションとしては弾みすぎず、扱いやすい弾みです。
フラットに打つよりもドライブを掛けた方がボールが深く入り、飛距離が出るラバーだと感じました。
打球感
打球感はスポンジ硬度(46度)のイメージ通りでした。
フォアで使うには若干柔らかめ、バックで使うには若干硬めといった所でしょうか。
普段50度以上のラバーを使っているので、比較すると柔らかさと食い込みの良さを感じました。
若干柔らかいながらもしっかりとコシはあるので、強インパクトにも耐えれるラバーでした。
回転量
回転の掛けやすさと回転量が高いレベルで両立しています。
さすがに粘着の様な強烈な回転量は無いものの、スピンテンションとしては十分回転量があります。
トップシートが薄くなっていますが、引っ掛かりも良く滑る感じはありませんでした。
個人的にはラバーに食い込ませて回転を掛けた方が、安定+回転量も多いと感じました。
コントロール
ラバーが比較的柔らかく、球持ちも良いため攻守ともにコントロールしやすいラバーだと感じました。
極端にコントロールがしにくい技術はありませんでしたが、球持ちが災いしてフラット系が若干コントロールしにくいと感じました。
技術別
ドライブ
率直にドライブが打ちやすく、質の高いドライブを安定して打てるラバーだと感じました。
食い込みが良いので体勢が作れない場面でもそれなりにドライブになってくれます。
前述した通り、擦る打ち方より食い込ませたほうがスピード・回転量共に高いボールが打てると感じました。
下回転も持ち上げやすく、弧線も出るので打点を落としてもプレーがしやすいです。
デメリットとしては一定のボールを安定して出せる反面、メリハリがつけにくいとは感じました。
また、球威はありますがボール自体は素直な印象で、大きく沈めたり、曲げたりすることは難しいラバーだと感じました。
ブロック
ブロックは総じてやりやすいと感じました。
ラバーの食い込みが良いので相手の強打をしっかり吸収してくれて、ボールが止めやすいラバーでした。
また、相手の回転の影響も受けにくくループドライブなども抑えやすいと感じました。
台上
ツッツキは特に不満はなく、低く良く切れて回転量も十分あります。
軽い力でも食い込みやすいので、ストップは若干ですが浮きやすいと感じました。
フリックでは球持ちが良いので回転を掛ける打ち方はやりやすいですが、弾くフリックは難しいと感じました。
チキータは試しておりませんが、シートの強さからやりやすくしっかり回転が掛かるラバーだと思います。
ミート
ミート系の技術は若干やりにくいと感じました。
弾こうとしてもボールを持ってしまい、弾きにくさがありました。
また、フラットに当ててもボールが上に飛ぶので、特にスマッシュではオーバーミスになりやすかったです。
サーブ
切り方にもよりますが、個人的にはもう少し硬いラバーの方が切りやすいと感じました。
回転を掛ける際に若干食い込んでしまう打球感があるので、好みが分かれるところだと思います。
サーブに関しても薄く擦るよりも厚めに当てた方がコントロールしやすく、回転量も多いと感じました。
まとめ
今回は Qクオリティのレビューをしました。
打ってみて感じた性能を勝手に表にすると以下の様になります。
全体的な印象としては優等生的なラバーだと思います。
癖が少なく安定しており扱いやすいため、試合で勝ちやすいラバーだと思います。
ラバー性能から中級以上のドライブマンや上級者のバック面に最適なラバーです。
50度以上の硬いラバーと比較し打球感は柔らかく、食い込ませる打ち方に適しています。
逆に薄く擦って回転を掛ける人や、硬いラバー好きには向かないと思いました。
値段も安く耐久性も上がっておりコスパも良いので気になった方は一度試してみてはいかがでしょうか。