高い性能と鮮やかなデザインで人気を博している、ニッタクのシェークラケットの「暁炎」と「蒼天」。
「彩シリーズ」という分類がされ、「掴み」と「飛距離」という相反する特性を持ち合わせているのが特徴です。
そんな「暁炎」と「蒼天」ですが、新たに中国式ペンがラインナップとなり、2024年12月1日販売となります。
そして数々の中ペンを使用してきた筆者から見て、今回の2本は非常に魅力的に感じました。
まさに「暁炎C」と「蒼天C」が中ペンユーザーの救世主となるのではないか、そのような思いを込めて記事を作成しました。
気になる方は是非最後までお読みください!
商品紹介
暁炎C
メーカー:ニッタク
構成:木材5枚+2枚 アウタータイプ・KVC3
ブレードサイズ:159×150mm
グリップサイズ:82×24mm
重量:77±g
板厚:5.6mm
スピード:ミッドファースト
打球感:ハード
価格:¥18,000+税(2024年11月時点)
彩シリーズのテーマである「掴み」と「飛距離」を両立させながら、安定感と威力を生み出す「KVC3」をアウターに配置することで、より高い反発を生むラケットに仕上げました。
ニッタクHPより引用
繊細な台上処理では安定感を保ちながら、台に深く刺さる直線的な弾道で相手を圧倒。
グリップは、裏面打ちの際に角度を出しやすい、角ばり過ぎないドーム形状に設計。
エンドからブレードに向かって傾斜をかけて先細りにすることで、厚みが感じづらく握りやすい形状に調整しました。
蒼天C
メーカー:ニッタク
構成:木材5枚+2枚 インナータイプ・KVC3
ブレードサイズ:159×150mm
グリップサイズ:82×24mm
重量:83±g
板厚:5.7mm
スピード:ミッドファースト
打球感:ミドル
価格:¥18,000+税(2024年11月時点)
彩シリーズのテーマである「掴み」と「飛距離」を両立させながら、安定感と威力を生み出す「KVC3」をインナーに配置することで、より高い弾道を生むラケットに仕上げました。
押し負けない反発力を兼ね備えながら、優れる球持ちのよさでイメージ通りのコントロールが可能に。
グリップは、裏面打ちの際に角度を出しやすい、角ばり過ぎないドーム形状に設計。
エンドからブレードに向かって傾斜をかけて先細りにすることで、厚みが感じづらく握りやすい形状に調整しました。
ニッタクHPより引用
暁炎&蒼天 中国式の魅力
ラケットを選ぶ基準は様々ありますが、性能面や扱いやすさ、ラケット形状など全てにおいてちょうどよいラケットとなっています。
性能面
どちらのラケットもオーソドックスなカーボンラケットとなります。
「暁炎」はアウターなので軽い力で飛び、球離れが良く初速が早いのが特徴です。
一方、「蒼天」はインナーで掴む感覚が強く、回転量が多く重いボールが出しやすいラケットとなります。
特殊素材にはKVC3と呼ばれるものが使用されており、反発力が中間的な素材です。
バタフライのALCに近いとの評判があり、掴むだけでもなく弾むだけでもない、扱いやすさもありつつ球威が出る性能となっています。
暁炎はビスカリア系に近く、蒼天はインナーフォースALC系に近い性能となっており、幅広い層に受け入れられるラケットとなるでしょう。
重量
2点目はラケットが軽量な事です。
「暁炎C」は77g±「蒼天C」は83g±となっており、これは数ある中ペンの中でも軽量なものとなります。
一般的に中ペンは85~90g程度のラケットが多く、両面に裏ソフトラバーを貼ると175g前後、重いものでは180g以上となる事もあります。
指で握るペンのグリップはシェークよりも重さを感じやすく、重量にシビアなユーザーは多いかと思います。
その中で本ラケットは軽量なので、扱いやすさや振り抜きの良さ、ラバーの選択肢を増やせるところが魅力です。
特にインナー系は他メーカー含め軽量なラケットが少なく、「蒼天C」は貴重な存在となります。
ブレードサイズ
3点目はブレードサイズです。
159×150となっており、シェークのレギュラーサイズ(157×150)よりやや長い形となっております。
中ペンは裏面に指がかかるので、やや大きめのブレードの方が打球面が確保しやすくなります。
その一方、大きすぎると本体重量とラバーの面積増により、総重量が重くなります。
中ペンのブレードサイズは小さいもので157✕150mm、大きいもので163✕160mmや162✕151mmなどがあります。
本ラケットは中間的なブレードサイズとなり、重量を抑えつつ打球面もある程度確保出来る、バランスの良いサイズとなります。
各メーカーの主要ブレードサイズ(中ペン)
バタフライ:161✕150mm
スティガ:162✕151mm
ヤサカ::163×150mm
まとめ
今回はニッタクの新商品、「暁炎」と「蒼天」中国式の注目ポイントを解説しました。
ラケットの性能だけでなく、軽量な点や丁度よいブレードサイズなど非常にバランスの取れたラケットです。
普段使っているケットが重くて、ブレードサイズも大きい場合、5〜10g軽量化する事も可能です。
性能や重量面から扱いやすく、レベルを問わず万人向けにおすすめ出来るラケットです。
逆に重いラケットの方が球威であったり、相手のボールに押されにくくなるので、重いラケットを振れるだけの筋力がある人には微妙かもしれません。
高性能である事だけが良いラケットではありません。
実践で扱えてこそ、ふり抜けてこそなので、バランスの良い本ラケットは多くの一般ユーザーの良き相棒となるでしょう。
自分に合うと感じた方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。