ニッタクの「ファスタークG-1」が気になっている方へ。
ファスタークG-1を使って良かった点、悪かった点をレビュー!
ニッタクでは選手から好まれるラケット・ラバーが様々ありますが、その中でも一番人気はファスタークG-1といっても過言ではないでしょう。
卓球王国の用具売上ランキングでは常に上位に君臨しており、一般選手からプロまで愛用する不動の人気を誇っています。
何故ここまで多くの選手に選ばれるのか、その答えはトータル性能の高さにあると考えます。
今回はファスタークG-1を実際に打ってみての特徴や良かった点、悪かった点をレビューしていきます。
上記が気になる方は是非参考にして下さい!
商品説明
品名:ファスタークG-1
メーカー:ニッタク
スポンジ厚:中・厚・特厚・MAX
スポンジ硬度 : 37.5(ドイツ基準:47.5)
色:赤、黒
価格:¥6,800+税(2024年8月時点)
スピンドライブ重視!
シートでグリップして弧を描く、強烈なスピン!
どんな位置からでも打ち抜ける威力、強いドライブに打ち負けない強靭さが魅力!
その実力は世界のトップが証明し続ける!ファスタークとは?
Fast(速さ)とArc(弧)を描くボール軌道を開発コンセプトとした、トップ選手が勝つために選ぶギアです。テンションスピンシート
グリップ感覚に優れたゴム成分と粒形状で、抜群の威力を実現した「テンションスピンシート」。
硬く粒が詰まったシートは打ち合いで押し負けず、ボールにパワーが伝わります。ストロングスポンジ
ニッタク公式HPより
ハードな打球感でありながらボールをしっかり捉えて押し出し、ボールに更なる威力を生み出すスポンジです。
ラバー重量はシェークのブレード(157×150)に貼って、48gぐらいと比較的軽めです。
また、ラバーの定価は6,800円+税となっています。
昨今1万円近いラバーも多い中、手に取りやすい価格も人気の理由となっています。
ファスタークG-1を使って良かったところ
ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。
- 強弱のつけやすいコントロール性の高さ
- グリップが高く回転が掛けやすい
- ミート技術がやりやすい
- どんな技術もやりやすいバランスの高さ
強弱のつけやすいコントロール性の高さ
ファスタークG-1は弾みが適度で扱いやすく、テンション特有の勝手に飛ぶ感覚が少ないと感じました。
自分でコントロールしている感覚が強く、高弾性ラバーから弾みや回転量を上げたイメージです。
良いボールを打つには自分の力で飛ばす必要がありますが、ストップやツッツキなどの細かい技術でもボールを抑えやすく、コントロールがしやすいラバーです。
グリップが高く回転が掛けやすい
シートのグリップが良く、ボールが滑る事がありません。
擦っても食い込ませても良く回転がかかりますが、食い込ませた方がより回転もかかりスピードも出ると感じました。
その為、ボールを食い込ませて打つ選手の方がラバーの性能を引き出せると思います。
粘着ラバーなどと比較して強烈な回転量は無いものの、オーバーミスを誘うぐらいの回転量は十分に出せます。
ミート技術がやりやすい
強い回転がかかるラバーはミートがやりにくい物が多いですが、ファスタークG-1は他のスピンテンションと比べてのミート技術がやりやすいです。
シートに鈍感さがあり比較的相手の回転に影響がされにくく、程よく硬いスポンジによりボールを弾きやすいのが特徴です。
テナジー05などと比較し、高い弧線が出るラバーでは無いので、それもミートがやりやすい点だと考えます。
「みまパンチ」と呼ばれるカウンタースマッシュをはじめ、ミートやスマッシュを打ち込む伊藤美誠選手もファスタークG1を使用しています。
球威だけなら他にも選択肢もありますが、ドライブだけでなくミート打ちのやりやすさも重視してラバーを選択しているのだと思います。
何でも出来るバランスの高さ
他のラバーからファスタークG-1に変更し感じたのが、ボールが台に入りやすいという事です。
前述した通りドライブもミートもやりやすく、特にやりにくいといった技術がありません。
性能としても回転、スピードどちらかに特化したわけではなく、どちらも平均以上のボールが出るラバーです。
一般選手の試合では一発の球威よりもミスをしない方が勝ちやすくなる事も多いので、穴が無いファスタークG-1はまさに「勝てるラバー」と言えるでしょう。
ファスタークG-1を使用して悪かったところ
逆に微妙だと感じた点は下記となります。
- 球質は素直で返されやすい
- ある程度のパワーは必要
球質は素直で返されやすい
バランスが高く穴が無いラバーですが、他のラバーと比較し尖った性能があるラバーではありませんでした。
ドライブでも沈む・伸びる・曲がるという球は出にくい、球質は素直です。
相手にとってやり難さがあるラバーではないので物足りないと感じる人もいるかと思います。
打っていても普段よりラリーになりやすく、自分のミスは減りましたが返球される回数も増えたと感じます。
「3球目、4球目までに点数を決めたい」など、ラリーをしたくない人、1発の球威を重視する人には不向きだと思います。
飛ばすにはある程度のパワーは必要
勝手に飛ばずコントロールがしやすい反面、飛ばす際には自分の力で飛ばす必要があります。
また、極端に硬いラバーではありませんが、やや硬め(47.5度)なので食い込ませるだけのインパクトの強さも必要です。
ラバーのテンションを利用し、軽い力で飛ばしたい人には向きません。
相性の良いラケットは?
ラバーの個性がそこまで強くないので比較的幅広いラケットに合わせることが出来ます。
アウター系に合わせればより攻撃力を重視したラバーになり、インナーや5枚合板に合わせれば安定感の高いラバーになります。
自分のプレースタイルに合わせラケットを選択すると良いでしょう。
まとめ
全ての性能が平均以上で何でも出来る穴の無いラバーです。
何かに特化しているわけではない為、面白みに欠けるラバーでもあります。
- 色々な技術をバランスこなせるラバーを探している
- やりにくさよりもラリーで打ち勝つことを重視している
など、堅実なプレーをしたい選手におすすめです。
やや硬めなのでフォア向きのラバーですが、振れる自信がある選手はバックに貼ってもよいと思います。
スピンテンションでラバー選びに迷ったら、まず使ってみて損はないラバーです。
ファスタークG-1の個人的評価 | |
---|---|
スピード | |
回転量 | |
コントロール | |
打球感(硬さ) | |
弧線の高さ |
ふじたくさん、シェイクフォア表バック裏とシェイクフォア裏バック表について聞きたいです。ラバーはG1とモリストSPです。今はペン表です。相手は今主流のシェイク裏裏とします。
フォア表⇒メリットは今と戦い方が似ているので凄くやりやすい。デメリットはバック対バックが裏対裏になるので現在主流の裏裏対決になり僕が目指すやりにくい卓球(みんながやっていることと違うことをやりたい)では無くなる。
次にバック表⇒メリットはフォアが全く変わるのであまり得意では無い。デメリットはバック対バックで色んなナックルでチャンスメイクしフォアで決めれる。
しっくり来るのは当然ながらフォア表です。今がペン表なので。
ネットでフォア表とバック表どっちが良いか調べたところ1件しか無くしっくり来る方でやれば良いという結論でした。でもこの2つのタイプ似ているようで全く違うと思うんです。フォア表にした時のデメリットが大きいと思うのがその理由です。バック対バックが裏対裏なんてつまらない。
ふじたくさんの意見が聞いてみたいです。
ゆうはるかいさん
コメントありがとうございます。
なかなか難しい質問ですね。
正解はないと思いますので個人的な意見を書かせてもらいます。
自分だったらフォア裏、バック表の方が良いかと思います。
理由は2点あります。
1点目は仰った様にバック対バックで変化、やり難さを出したいから。
表ソフトでのバックハンドはフォアよりナックルになり易く、うまい選手は非常にやり難さを出すことが出来ます。
2点目はフォア裏、バック表というのが打ちやすい組み合わせの為。
表ソフトは回転が掛けにくい為、打点を落とすプレイがやり難いです。
フォアは体の横で打つため打点を落としてのプレイがやり易く、バックは体の正面で打つためバウンド直後の球をとらえ易いかと思います。
その特徴がラバーと合っているからとなります。
ただプレイスタイルを大きく変えることになりますので、それなりに練習時間が確保できる前提となります。
余談ですが自分はなかなか練習時間が確保できない為、ペン表だった場合は裏面に軽い裏ソフトを貼りますね。
バックドライブをして全面フォアで待つスタイルが良さそうです。
少しでも参考になれば幸いです。
ふじたくさん、ペン表のまま裏面打法で裏でドライブをということですね。それも考えたことはあります。ペン表で嫌だったことはプレイがつまらない=華麗にループやスピードドライブを打っている人を見てカッコいいし楽しそうだったからというのもあります。1つ目の理由です。
勝ち負けだけなら今の表だけで良かったかと思います。勝ち負けだけなら僕の場合はシェイク表表が一番良いかもしれないです。
卓球の楽しさだけ追求するなら裏裏でした。でも楽しさ+勝ち負けを考えてシェイクどっちか異質を考えました。
あとは全面フォア=オールフォアというのがキツイというのもあります。バック深くにドライブが来た時に回り込めない時が一番の悶絶でした。(特に相手が左の超ドライブマン)これが2つ目の理由です。
ふじたくさんがバック表が良いと言うのはちょっと嬉しい反面、フォアが裏になって自分にできるかなと不安ですが長い目で見るとそれが一番強くなる道な気がしているので「後悔しながらフォア表バック裏」をするより良いかなと思いました。参考にさせていただきます。ありがとうございました。
オールフォアがキツイというのは片面ペンの宿命ですね。
プレイが単調というのはつまらない反面、プレイ中に迷わないというメリットもありますし、やる事が限られる為、1点を極める事が出来ると思います。
色々プレイスタイルで悩むのも卓球の醍醐味ですね。
最良の選択をして頂ければと思います。