今回は2020年10月に販売となったSTIGAのラケット、エナジーウッドV2 WRBのレビューをしたいと思います
打ってみて前中陣で安定感を重視する選手におすすめのラケットと感じました
記事内にて詳しくレビューしていきたいと思います
商品紹介
品名:エナジーウッド V2 WRB
メーカー:STIGA
構成:5枚合板 5.8mm
グリップ:FLA , STR , PEN
平均重量:87±5
価格:¥9,800+税
「エナジーウッドWRB」の弾みを向上させアップデートされたラケット
攻守のバランスの取れたラケット「エナジーウッドWRB」の弾みを向上させアップデートされた。
STIGA公式HPより
自分から打つボールはしっかりと弾み、ブロック時はボールの威力を吸収する。
ラバーの性能を活かすラケットで回転がかけやすくサーブやツッツキ、ストップ等も非常にやりやすい。
WRBシステムにより振り抜きが良く、ボールも弧線を描きやすい設計になっているので安定性が抜群のラケット。
積極的に攻めながらオールラウンドにプレーをする選手におススメ。
またスティガ独自の技術によりグリップのクラシカルさも出ているラケット。
前作のエナジーウッドWRBは5枚合板らしく弾みは抑えめで、安定感のあるラケットです
プラスチック用に弾みを向上させたのがエナジーウッドV2 WRBとなります
WRBは空洞グリップとなり、振ったときに遠心力で威力を上げやすいのが特徴です
重心が先端寄りになる為、ラケットが重く感じやすいというのがデメリットです
商品レビュー
今回は自分のラケットでは無く、よく練習をして頂いている方(Kさん)のラケットです
ブログで紹介する事を快諾頂きました、有難うございます m(_ _”m)
実際に打ってみた感想
一言で表現すると 程よく弾む扱いやすい5枚合板 となります
オルエボ等の弾みが弱いラケットとエバンホルツ等の弾みの強いラケットの中間ぐらいの性能です
打球感もそこまでの硬さを感じず、ミドルぐらいと感じました
ボールの掴みが良く、回転は掛けやすかったです
ドライブで回転をグッとかけたときは、弧線になり易く安定感があります
ツッツキやストップ等の台上も収まり易く、特にやり難い技術というのはありませんでした
しいて言えば下がったときに弾みが不足しているかなという印象です
正直打ってる分には、ラケットにあまり強い個性を感じませんでした
その為、ラバーとの相性も比較的広いと思います
Kさんにも感想を頂きました(インナーフォースALCと比較)
・エナジーウッドV2の方が柔らかく球持ちがいい
・台上のストップやツッツキはエナジーウッドV2の方がやり易い
・レシーブでのミスが減った、判断ミスをしても台に入ってくれることが増えた
・打ち合いではインナーフォースALCの方が押し負けない
・異質(ナックル)に強い、面を合わせれば返ってくれる
相手をしてみての感想
主に感じた感想は以下の2点です
・とにかくブロックが良く止まる
・ミスが拾えない
ブロックは確実に返ってくる本数が増えました
決め球も返される確率が上がり、崩れたところを狙われる展開が多かったです
より質の高いボールを打たないと点数にならないので、相手としては結構プレッシャーです
ミスが拾えないという点では、ショート等のナックル気味のボールに対して、落としてくれる回数が減りました
Kさんも異質(ナックル)に強いと感じていましたが、これは自分も感じました
点数が拾えない為、自分で点数を取りに行く必要があり、苦しい展開が増えました
ペン等フットワークを重視する選手にはブロックが固いのは結構しんどいですね
まとめ
今回はエナジーウッドV2WRBのレビューをしました
まとめると 攻守のバランスに優れた安定感のあるラケット だと思いました
レシーブやブロックでのミス等、細かいところでの失点を減らすことが出来ます
下がってのドライブの引き合いであったり、大きなラリーでは若干威力不足と感じました
前~中陣でのプレイが多く、何かに特化したものよりバランスに優れた性能を求めている人には最適です
ある程度のレベルまではミスをしない事が勝ちに直結するため、本ラケットは非常におすすめです
特殊素材ユーザーには物足りない部分がありますが、5枚合板ユーザーであれば一度検討してみてはいかがでしょうか