ラバーレビュー

【隠れた名品】ドニック コッパX2 レビュー

本記事はドニックのラバー、コッパX2のレビューとなります。

「回転の掛かるスピード系テンションを探している」そんな人にはコッパX2はピッタリかもしれません。

ドニックと言えばブルーストーム系が有名ですが、コッパX2は岡田崚選手(2020年全日本男子Sベスト16)がバック面で特厚を使用しており、隠れた名品となります。

商品を購入し、実際に4ヵ月ほど使用してみましたので、ラバーの良かったところ、悪かったところを紹介します。

コッパX2がどんなラバーか気になる方は是非参考にしてください!

商品紹介

品名:コッパX2

メーカー:ドニック

スポンジ厚:MAX、2.0、1.8

スポンジ硬度 : MID

色:レッド、ブラック

価格:6,050円(税込)

今回は赤の厚(2.0)を使用です。

非常に軽量でカット前で約58g、シェーク標準ブレードで40g前後になるかと思います。

コッパシリーズはX1が硬く、X3は柔らかいスポンジを採用しており、X2は中間硬度の(42.5度)となっています。

スピンテンションのシートに比べて、澄んだシートをしており食い込みの良さが感じられます。

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コッパX2を使用して良かったところ

ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。

良かったところ
  • 何でもできるバランスの良さ
  • 重量が軽い

何でもできるバランスの良さ

結論としては回転を掛けるも良し、ミート打ちも良しのバランスの良いラバーです。

コッパX2はスピードテンションらしい打球感で、打球は比較的真っ直ぐ飛びます。

その為、特にミート打ちが好感触でスピードも速く、コントロールもしやすいラバーです。

スピード系は引っ掛かりが弱く、食い込ませて打たないと回転が掛からない事が多いですが、コッパX2は引っ掛かりがあり、ボールを薄くとらえても落ちる事がありません。

スピン系に比べるとやりにくい部分もありますが、下回転サーブをチキータしたり、ツッツキをドライブするなど問題なく出来るので、非常にバランスの良いラバーです。

また、柔らかく回転の影響も受けにくいのでブロックも止めやすく、直線的なので鋭い球となりやすいです。

硬度は42.5度と柔らかめですが、スポンジにコシがあり潰れてしまう感じもありません。

さすがに強打時はパワーロスしますが、中打までなら問題なく、幅広い選手にマッチした性能です。

まさにスピン系とスピード系のちょうど中間を取ったようなバランスの取れたラバーだと感じました。

重量が軽い

今回使用したのは厚(2.0)ですが、シェーク標準ブレードで40g前後となります。

昨今のスピンテンションでは片面50gを越えるラバーもあるので、コッパX2に変えるだけで片面で5~10g程度軽量化する事が可能です。

バック面は繋ぎやブロックなどが主体で、そこまでガンガン打つタイプでなければ、コッパX2でも性能的に申し分ありません。

ボールの軌道や回転量など、スピン系と違った球質となりやすいのでフォア面との変化をつけたい人にもおすすめです。

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コッパX2を使用して悪かったところ

逆に微妙だと思った点は下記となります。

悪かったところ
  • やや球威不足
  • ボールが上がりにくい
  • 台上は慣れが必要

やや球威不足

バランスが良いラバーなので大きな不満はないものの、ボールの重さは今一つと感じました。

球質に慣れられるとブロックされやすく、繋ぎのボールはカウンターを狙われやすいです。

柔らかいという事もあり強打時はパワーロスをする印象で、インパクトが一定以上になるとボールの重さはさほど変わりません。

相手の取りにくいコースや回転量の変化をつけて、球威以外で得点を狙った方が良いラバーだと感じました。

このラバーをメインで使っていくには、ある程度レベルが上がると物足りなさを感じるかと思います。

中級者以上であれば強いインパクトが難しい、バック面での使用が良いでしょう。

ボールを持ち上げにくい

スピンテンションと比べ、ボールを掴んで上に飛ぶ感じがありません。

グレイザー(バタフライ)からの移行でしたが、基礎打ちの段階から真っ直ぐ飛ぶので、最初の数球はネット直撃でした。

ドライブは自分でしっかり回転を掛けれないと持ち上がらず、弧線も出にくかったです。

スピンテンションより上に振る必要があり、ラバーに合わせた打ち方をする必要があります。

また、弾みも良いのでスイングが不十分だと、ネットミスやオーバーミスが出やすいラバーとなります。

良くも悪くもラバーが補助してくれないので、自分で回転が掛けれる人でないと扱うのが難しいでしょう。

台上は慣れが必要

柔らかいラバーは台上のコントロールが難しいですが、コッパX2も難しい分類だと感じました。

比較的ツッツキは長くなりやすく、ストップは浮きやすいです。

これは柔らかいラバー全体に言える事なので、コッパX2だけが悪いとは言えませんが、台上に関してはある程度慣れが必要かと思います。

まとめ

今回はドニックのコッパX2のレビューをしました。

スピン系とスピード系の間といったイメージのラバーで、回転系もミート系もどちらもやりやすく、総じてバランスの良いラバーでした。

また、勝手に回転が掛かるラバーでは無く、自分が振った分だけ回転が掛かるのも特徴です。

スイングが不十分だとボールが持ち上がらなかったり、軽くなってしまう事がありますが、意図して回転量の調整や変化もつけやすいラバーだと感じました。

コッパX2は下記の様な選手におすすめです。

  • ラケットを軽量化したい
  • ドライブ、ミートどちらもバランスよく取り入れたい
  • スピードテンションを使っていて、引っ掛かりや回転量に不満がある

性能以外で欠点を上げるとすれば、6,050円(税込)と若干高く、コスパが悪いところが惜しい所です。

参考に硬度の近いラバーだと、ヴェガヨーロッパ(XIOM)は5,280円(税込)、ライガン(ヤサカ)4,400円(税込)と他のラバーの方がコスパが良いです。

レビューを見て気になった方は、是非一度使ってみてください。

コッパX2の個人的評価
スピード
回転量
コントロール
打球感(硬さ)
弧線の高さ

 

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