本記事はニッタクから販売されている接着剤、ファインジップのレビューとなります。
接着剤は各卓球メーカーから販売されておりますが、ファインジップが他の商品と比べてどの様な特徴があるのか、どの様な人におすすめ出来るのかを解説します。
上記が気になる方は是非参考にしてください。
商品紹介
品名:ファインジップ
メーカー:ニッタク
容量 | 価格 |
25ml | ¥700 +税 |
50ml | ¥1,200 +税 |
100ml | ¥2,100 +税 |
500ml | ¥7,000 +税 |
すぐ貼れて剥がしやすい、日本卓球協会公認、新ルール対応の接着剤です。最高安全ランクF☆☆☆☆(フォースター)を獲得しています。
ニッタク公式HPより
価格比較
各卓球メーカーの接着剤の価格比較は下記となります。
商品名 | メーカー | 価格(税抜)/容量 | 1mlあたり |
ファインジップ | ニッタク | 2,100円/100ml | 21円 |
フリーチャック2 | バタフライ | 1,500円/100ml | 15円 |
のり助さん | YASAKA | 900円/40ml | 22.5円 |
V-GLUE LITE(廃盤) | VICTAS | 1,200円/50ml | 24円 |
それぞれ容量が違うので単純比較は出来ませんが、ファインジップは容量の割にやや高めの分類となります。
100mlで約25枚のラバーが貼れるとの事なので、1枚あたり100円弱掛かる計算になります。
商品レビュー
ファインジップを実際に使ってみての感想は下記となります。
- 接着剤の粘度が高い
- 接着力強い
- 重量が重い
順番に解説をしていきます。
粘度
接着剤を出してみると、他の接着剤と比較しトロっとした粘度があり、水っぽさがありません。
ファインジップの粘度を他の物で例えると、マヨネーズぐらいだと感じました。
塗るときは粘度が高い分、広がりにくく、接着剤の量が少ないとダマが発生しやすいと感じました。
特にラケットを塗るときにダマになりやすいので、ラケットに接着剤を多めに出して塗り、余った分をラバーに使うと良いでしょう。
粘度が高い分、ファインジップは他の接着剤に比べ、やや塗るのが難しいと感じました。
接着力
肝心の接着力ですが、これは明らかに他の接着剤より強いと感じました。
接着力が強く、ラバーをラケットから剥がす際に、剝がれにくく力がいります。
表面が剝がれやすい板の場合は、ラバーと一緒に剥がれてしまう可能性があるので注意が必要です。
ファインジップはラケットコーティングされている物や、ラバーの気泡が大きい等、密着性に不安のあるものを貼る際におすすめ出来ます。
重量
ファインジップは他の接着剤と比較し、重量が重くなります。
今回は160×150のラケットにファインジップを塗り、重量は下記の様になりました。
ラケット1面で約0.7gとなりました。
ラケット両面+ラバー両面と考えると単純に4倍となり、約2.8g重量が増えます。
接着剤だけで約3g重量が増えるのは結構大きいと感じます。
他の接着剤であれば2g以下の重量になるかと思います。
まとめ
今回はニッタクのファインジップのレビューをしました。
ファインジップの特徴として下記の様な特徴がありました。
- 接着剤の粘度が高い
- 接着力強い
- 重量が重い
粘度が高く塗りにくいと感じたため、ある程度塗るのに慣れている方が使用した方が良いと感じました。
重量が重くなるので、球威に威力が出て相手のボールに押されにくくなるといったメリットがあります。
反対に重い分、振り遅れが発生する可能性があるので、多少ラケットが重くなっても大丈夫な方が使用すると良いでしょう。
また、多少の違いですが接着剤の膜が厚いと食い込みが良くなり、弾みが強くなるといった事もあります。
その様な調整を行いたい方にもおすすめです。
万人におすすめ出来る商品ではありませんが、自分に合っていると感じた方は使ってみてはいかがでしょうか。