ヤサカのライガンが気になっている方へ。
ライガンを使ってみて良かった点、悪かった点をレビュー!
今回はヤサカのラバー「ライガン」のレビューをします。
「スピンテンションは高性能だけど自分には扱いきれない」と考えている方はライガンがオススメです。
ライガンはスピンテンションの入門的な立ち位置で、扱いやすく安定感があるラバーだからです。
実際に使用してみた感想をレビューしますので、気になる方は是非参考にして下さい!
商品紹介
品名:ライガン
メーカー:ヤサカ
スポンジ厚:特厚 厚 中厚
スポンジ硬度 : 40~45
色:黒、赤
価格:¥3,700+税
安定性抜群でコントロール性能に優れたハイブリッドエナジー型ラバー
天然ゴムを主体としたトップシートが安定したスピンを作り出し、抜群の食い込みと弾力を持つ新感覚「RIGAN スポンジ」との相乗効果により理想的な放物線を描きます。極めて高いパワー伝導率を誇り、打球時のエネルギーを正確に伝える事ができます。
グリップ力の高いトップシートにテンションスポンジを組み合わせる「ハイブリッドエナジー」を搭載しつつも、柔らかめのシートやスポンジを採用する事でより扱いやすくなりました。
しっかりとボールを掴みながら回転をかける事が出来るため、どんなボールに対しても安心して打球する事が出来ます。
ヤサカ公式HPより
ラバーのコンセプト
ヤサカには初心者用として勧められる「マークV」と、上級者用の「ラクザ」というラバーがあり、その中間を埋めるのが「ライガン」となります。
今までは1枚目にマークVを使用し、ステップアップをしようと思ったらラクザシリーズ(上級者向)しかない状況でした。
ライガンはラクザシリーズと同様にハイブリットエナジー型のラバーとなります。
- インパクトに応じた球が出る(勝手に弾まない)
- パワーロスが少ない(最大値が高い)
テンションラバーの様に勝手に弾まず、コントロールがしやすいのが特徴。
力量以上のボールは出ないので、ボールの球威は体で出す必要がある。
ラバーの重量
今回はスポンジ厚1.8mmを使用しました。
ラバー重量はカット前58g、ブレードサイズ159×150のラケットに貼り41gでした。
スピンテンションとしてはやや軽めのラバーです。
ライガンを使って良かったところ
ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。
- 食い込みが良い
- 引っ掛かりと回転量が高い
- 弧線が高く安定感がある
食い込みが良い
スポンジ硬度が平均42.5度となり、トップシートも粒が細くて間隔が広いです。
スピンテンションは回転量を確保するために、スポンジは柔らかくてもシートは硬めというラバーが多いです。
ライガンはスポンジ・シート共に食い込みの良い組み合わせで、ラバー全体でボールを包み込むような感覚があります。
比較的に軽い力で食い込ませることが出来るので、初心者やジュニア、レディースなどでも扱いやすいラバーとなります。
引っ掛かりと回転量が高い
流石にハイエンドラバーと比較すると見劣りしますが、スピンテンション入門の中では十分な回転量があります。
その為、チキータやドライブなど回転を駆使して攻めることに長けています。
シートが柔らかいラバーの場合、ボールを薄く捉えると落ちてしまうことがありますが、ライガンは引っ掛かりが良く、ボールが落ちる心配がありません。
引っ掛ける打ち方でも、食い込ませる打ち方でも問題ないので、様々な打法がやりやすい万能さがあります。
弧線が高く安定感がある
普通にフォア打ちをしてフラットに当てるだけでもボールが上に飛びます。
ドライブを打つと弧線が高く、ネットミスが殆どありませんでした。
また、飛距離は控えめで浅くなりやすいですが、その分台に収まりやすく、安定感が非常に高いラバーとなります。
ライガンを使って悪かったところ
逆に微妙に感じたのは下記となります。
- ミート技術はやりにくい
- 打ち抜けるようなボールは難しい
ミート技術はやりにくい
ミート打ちも出来なくは無いですが、若干のやりにくさを感じました。
直線的に弾きたい場面でもボールが上に飛んでしまうので、鋭い軌道になりにくく回転の影響でミスにもつながりやすいです。
中厚(1.8mm)という事もありますが、反発力もそこまで高くないので、球威もあまり出ない印象でした。
ラバーの性能的には弾くより、回転を掛ける方が適しているラバーだと感じました。
打ち抜けるようなボールは難しい
スピンテンションの入門ラバーとしては性能が良いですが、打ち抜くほどの球を出すのは難しい印象です。
レベルが上がるにつれて普通に打つだけでは厳しくなるので、早い打点での連打やコースを狙うなどの工夫が必要です。
苦手な面に貼りミスを減らすなど、失点を減らす使い方であれば、ある程度のレベルまで使えると思います。
まとめ
ライガンは扱いやすく安定感のあるスピンテンションラバーでした。
以下の様な方におすすめです。
- スピンテンションを初めて使う人
- 安定感を求める初級者もしくは中級者のバック面
- 自分の力でボールを飛ばしたい人
良くも悪くも勝手に飛ぶラバーでは無いので、体を使って飛ばす感覚が養うことが出来ます。
球威では多少不満があるものの、安定したプレーが出来るのでミスを減らしたい人にもオススメです。
一般レベルの試合では「ミスをしない卓球」の方が勝てる事も多いので、ライガンは割と勝てるラバーだと思います。
価格も安く、コスパも非常に良いので気になった方は是非試してみて下さい!