TIBHAR「クァンタムXプロソフト」を使って感じた内容をレビュー!
ラバーの特徴や、良かった点・悪かった点、どんな人に向いているのかを徹底解説。
TIBHARではハイブリット・エボリューションなどトップ層向けのラバーが有名ですが、様々なラバーを販売しています。
その中で「クァンタムXプロ」は中級者向けのラバーとなっており、扱いやすさと性能のバランスが取れたラバーとなります。
実際に使ってみてかなり好感触でしたので、ラバーの特徴やどんな人に向いているのかを解説していきます。
上記が気になる人はぜひ参考にして下さい!
商品紹介
品名:クァンタムXプロソフト
メーカー:TIBHAR
スポンジ厚:1.8/2.0/max
スポンジ硬度 : 42.5
色:レッド、ブラック、ピンク、ブルー
価格:\5,500+税
【安定感とコントロール性能を引き出す】
TIBHAR HPより引用
42.5度のミディアムソフトスポンジを採用したクァンタムは、安定感とコントロール性能を最高峰まで引き上げています。このラバーは、初・中級者の頼もしい味方となってくれるでしょう。
クァンタムXプロはノーマルが47.5度となっており、今回はスポンジが柔らかい42.5度の紹介です。
クァンタムXプロソフトを使用して良かったところ
ラバーを使用してみて良かったところは下記となります。
- 柔らかくて扱いやすい
- シートが強く回転量が高い
- 何でも出来るバランスの良さ
- 重量が軽くラケット総重量を抑えられる
柔らかくて扱いやすい
スポンジが42.5度と柔らかく、シートも食い込みが良いです。
弾みも良く軽い力でも飛ばすことが出来るので、バック面やパワーの人でも扱いやすいラバーです。
軽~中打で安定したラリーをするのに適しています。
シートが強くて回転量が高い
様々なラバーを使ってきましたが、柔らかいラバーは比較的にシートの引っ掛かりが弱いものが多かったです。
クァンタムXプロソフトは柔らかくてもシートの引っ掛かりが強いと感じました。
その為、ドライブやチキータといった回転を掛ける技術が特に好印象でした。
ツッツキ打ちではネットにかかる心配が殆ど無く、むしろオーバーミスが増えてしまう程ボールが上がります。
何でも出来るバランスの良さ
一通りの技術を試しましたが、何でも出来るバランスの良さがあります。
ドライブやチキータはもちろん、そこまで鋭い球にはなりませんがブロックやミートも十分出来ます。
特にやりにくい技術というのが無く、尖った性能こそありませんが穴が無いラバーだと感じました。
重量が軽い
シートが強いラバーは重い傾向にありますが、クァンタムXプロソフトは比較的軽量です。
シェークの標準ブレードであれば特厚で42~3gになるかと思います。
スピンテンションは重い物が多いので、両面に貼るとズッシリきます。
片面をクァンタムXプロソフトにすることで総重量を抑える事が出来るかと思います。
クァンタムXプロソフトを使用して悪かったところ
逆に微妙だと思った点は下記となります。
- 相手の回転の影響を受けやすい
- 球質は素直で取りやすい
- ハードヒッターには向かない
相手の回転の影響を受けやすい
強い回転が掛かる分、相手の回転の影響を受けやすいと感じました。
特にレシーブでは角度を合わせて返すのが難しく、相手の回転の見極めが必要です。
「回転を無視して強引に入れる」ようなプレーは難しく、鈍感さが無いラバーです。
球質は素直で取りやすい
球質は高いですが、良くも悪くも安定するので綺麗なボールが飛ぶという印象です。
癖球や想像以上の強烈なボールは出ませんので、相手に取ってやりにくさは無いでしょう。
変化を出したり一発で得点をするのは難しいラバーです。
一定以上の球威は出ない
柔らかいラバー全体に言えますが、インパクトが強くても一定以上のボールは出ない印象です。
中打ぐらいまでは安定してボールを打つことが出来ますが、強打をするとパワーロスしコントロールも難しく感じました。
クァンタムXプロソフトをおすすめする人・しない人
おすすめする人
- 柔らかく扱いやすいラバーを探している
- その中でもシートが強く、回転が掛かるラバーを探している
- 変化や一発の威力よりもバランスの取れたラバーが良い
- 比較的軽量なラバーが良い
クァンタムXプロソフトは柔らかいラバー好きのドライブ主戦型の人にピッタリです。
シートが強いので自分から積極的に回転を掛けていくスタイルにマッチしているからです。
また「シートが強い」「重量が軽い」という相反する特徴を兼ね備えており、どちらかに不満があった人にもおすすめです。
おすすめしない人
- 回転の見極めが苦手
- ドライブよりミートや角度打ちを多用する
- 守りが主体
- パワーヒッター
相手の回転の影響を受けやすいので回転の見極めが苦手な人には向きません。
ラバーの特徴から「弾く」より「掛ける」方がやりやすい為、ミートや角度打ちを多用する人も他のラバーの方が良いと思います。
また、ある程度パワーのある人はノーマル(47.5度)か上位のシリーズの方が良いでしょう。
まとめ
当記事では、クァンタムXプロソフトの特徴や、良いところ・悪かったところをお伝えしました。
クァンタムXプロソフトはやりにくい技術が少なく、バランスが良い優秀なラバーです。
今まで使った42.5度のラバーの中で特にシートが強く、高い回転量が出せるのが特徴です。
「柔らかラバーはシートが弱いから微妙」と思っている人は一度クァンタムXプロソフトを試してみてはいかがでしょうか。